アルフォンス・ミュシャの世界―２つのおとぎの国への旅
海野 弘【解説・監修】
パイインターナショナル　2016

サイズ B5判／ページ数 358p／高さ 26cm
大型本　ソフトカバー

ミュシャがたどった２つのおとぎの国“世紀末アール・ヌーヴォー”と“スラヴ・ファンタジー”。アール・ヌーヴォーの父、アルフォンス・ミュシャの装飾パネル、ポスター、本・雑誌の挿絵、大作「スラブ叙事詩」全２０篇など約３７０点を収録した豪華作品集！

目次
第１章　ミュシャとパリ
　ミュシャ・スタイルの開幕　聖なるサラの光の下に
　ミュシャの世紀末劇場
　ミュシャの装飾宇宙　美しき女たちの楽園
　ミュシャとモダン都市生活　ポスターからパッケージまで
　パリ万国博覧会とミュシャ　ほか
第２章　ミュシャとアメリカ
　ミュシャ・アメリカン　祖国への回り道
第３章　ムハ（ミュシャ）とチェコ
　「スラヴ叙事詩」への招待
　スラヴ主義とデザイン　ポスト・アール・ヌーヴォー
　ムハ（ミュシャ）の油絵―色彩と線の葛藤

アルフォンス・ミュシャの作品を、ポスター、雑誌のカバーや挿絵、絵葉書、紙幣まで網羅した画集。版型のサイズもあり、多少見づらい面もあるが、美しい印刷で堪能出来る。又、ミュシャの生涯をコンパクトに紹介し、フリーメイソンや薔薇十字団へ加入するほどの神秘主義への傾倒も解説。降霊術にも参加していたという。アメリカではアールヌーボーの作家ではなく、神秘主義のアーティストとして認識されていたとは。

ミュシャのパリ、アメリカ時代はもちろん、スラヴ叙事詩も収録されていて、さらに詳細な解説もついているので、ミュシャを知るにはこれ以上のものはないと思う。 しかもほとんどの作品が1ページ全部を使っているので、閲覧性も大変良い。 表紙は銀の箔押しで非常に絢爛で見惚れる。（レビューより）

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